まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

デモでも行きますか。

いとうせいこう×津田大介×中沢新一
「3.11ではっきり意識が変わった。デモで世の中を変えていこう」
http://green-active.jp/img/method/201202teidan.pdf
今さらのアクセスですみません。
初出『熱風』スタジオジブリ、2012年2月10日号…だそうですよ。
ちょっと前からデモが変わっていて、
組織的な動員をかけてというところから、ポップな気持ちで出かけていくようなところに、
それでも以前は「ポップにしよう(^^♪」ながんばり感をおぼえたのですが、
いまのデモはそのがんばり感すら漂わせなくてもよくて、
こぶしをつきあげるほどのエネルギーをみなぎらせてなくてもよくて(省エネだからね)
きゃははーでもよく、ぬぼーでもよく、むきーでもよく、
集まった人たちが、持ってるエネルギーをそれなりに投下しているという・・・
まさに「お祭り」!!
ただし自然発生的かというとそんな単純なものでもなくて、
仕掛け人の人たちは随所に工夫と苦労をされてることが伝わってくる・・・
ほんとに「お祭り」!!!


で、ニッポンジンお祭り好きね、とか伝統文化とかいうけども、
一方で、お祭りを抑圧するのも大好きで、
ぜーたくすんな、うかれんな、はしゃぐな、というお咎めはしょっちゅうあるわけです。
で、まあ、『熱風』の鼎談は、デモも大事、おもしろい、そいでロビイングも大事、
という話になっていくわけですけども。


私2週間前、首相官邸前に行きました。
こどもがお泊り保育だったもので。
いやもうまさに、軽い気持ちで、ポップに出かけて、
すげー淡々とした人波に感動して、だって今までに知ってる人波と違うんだもん、
持ってるエネルギーをそれなりに投下してきました。
先週くらいからもっと人が混雑してきてるみたいだけど。


それで、なんでデモったかというと、
…ということを書くのに、それなりの気持ちの整理が必要だったりすんですけど、
あんたがたコミュニケーションする気がねえだろう、という、
コミュニケーションに時間をとらないのが有能な政治家・リーダーだと思ってるだろう、という、
首相センセイへのむかつき。
数が集まれば話を聞く気にもなるのかしら、という気持ち。
原発政策そのものに対して、私は脱原発派だけれども、複雑な事情があるんだろうから、
その政策が私の気持ちと違うことじたいに、むかついたりはしない、そこは抑える、
しかしあのひと(首相センセイ)は、あのひとたちは、
政治というものに対しての考え方を、根本から誤っている。
その、誤っているよね、という意見表明のしかたとして、
これまでは「選挙です」と教わってきた。まあ今でも有効な手段なんだろうけど、
しかし選挙で意見表明をすることの不毛さというか不十分さを、私たちはすでに味わっている。
では他の方法はなにか。もんもん。政治なんかもう、どうでもいいや。
…となっていたところに、そうかデモってあったよねえ、意外とイケてるよねえ、な感じがあります。
閉塞感の中から、それを突き破る手立ては浮かび上がってくるというか…。
だから今回のムーブメントの、仕掛け人というか、地道に育てていったすべての人たちを、
私はとても尊敬します。これってたぶん、アラフォーにはできない芸当だと思います。わかんないけど。


ひさしぶりに書いたから、文章がまとまらない。
たくさんのことを考えていたので、そいつらが出番を争っててうるさいのです。
しかし今考えてることをまとめるならば、
「たしかに、デモはお祭りだ」
ですかねえ。私はお祭りが大好きなので、かなりポジティブに捉えていますよ。


出番を争う他の話題については、また後日。