まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

るらくん、誕生日。

久しぶりに、子どもの話を書きます。
息子るらくん、8歳の誕生日です。
ここ最近の、成長ぶりについて記します。


引っ越しのため、2学期末で、転校をしました。
新しい学校に、しばらくなじめず、遅刻ばっかりしてました。
お子さんが「転校ぜったいしたくない」と言って、
学区内でしか引っ越しできないわって方もいらっしゃいますが、
ウチはそういうことを、一切言わなかったのです。
淡々と転校して、淡々と登校を嫌がり、淡々と前の学校を懐かしむ。


そして、
淡々と新しい環境に慣れていく。


親があれこれ考えて、
確かに前の学校の方が、るらくんには合っていた、
新しい学校に、必ずしもなじまなくてもいいじゃないか、
イヤならオルタナティブはなんぼでもあるし、なんなら作ってやるわ、
とホームスクールもOKでっせの心構えをもったあたりで、
るらくんが変化しました。
クラスの友達、放課後クラブの友達、じわじわとできてきました。
新しいクラスの厳粛な雰囲気にびびってたけど、それにも慣れてきた。
ママなしで、ひとりで学校に行けるようになった。
遅刻した時の、度胸も、ついてきた…?


ということで、遅刻は相変わらずヒヤヒヤなんですが、
これは単に彼が時間にルーズなだけです。
時間割もひとりじゃ合わせない、ていたらくですが、
そんなもの、ぼちぼちでございます。


あと、彼は致命的に「勉強がきらい」で、
新しい学校では毎日プリントの宿題が出されるので、
毎日の学校生活をサバイバルするのにいっぱいいっぱいなのに、
このうえ宿題なんてできるかーいっ、ってわけで、
家ではひたすらダラダラして、困っていたわけですが。


まあ、考えてみれば、1年の学習課題なんてわかりきってるのばかりで
知的刺激にうったえるところがほとんどない。
その割にケアレスミスをするので、強く言えないんだが。
(このケアレスミスをなくそうと思えるかどうかが、勤勉さの分かれ道だ)


そして、だんだんわかってきたことですが、
彼のキライなのは、「勉強」ではない。
「字を書くこと」です。
えんぴつを正しく持って、じっくりきれいに書くのがキライなのです。
とめはねがどーだ、大きさがどーだと注意されるのがイヤでしょうがない。
「そんなもの、慣れなきゃいつまでたっても…」と言いきかせますが、
うちら(オトナ)、えんぴつとか、そんな日常生活で持ちます?
きれいな字とか、書きます?
圧倒的にデジタル社会なわけですよ。説得力ありゃしねえ。
(一方で、習字は変わらず人気講座であったりするんだが)


それで、まあ、試行錯誤しながらですけども、
テレビもわりとラフに見せたり(彼はけっこうテレビから学ぶ力を持ってる)
暗算ゲームでちょっと難しいのをやらせるとか
朗読は好きなので、読んだ文の内容で考えさせたりとか
そういうことで、頭を使うようにとは心がけております。です。
こちらも学校生活に慣れてくれば、
宿題とかは通過儀礼でちょちょいと、スルーできるようになればね。


うーん、これはつまり、るらくんの成長ではなく、
るらの親の、関わり方の成長ぶりですね。
あるいは、親がここまで把握できるくらいに、
自己主張を一貫してできるようになったのね、という成長。


あと、
「ままー、今度のオレの誕生日には、3DSを買ってね」と
誕生日プレゼントを指定できるようになったというのも、成長。
そして、今回は諸理由により断ったのですが、それを
(心では不満だろうが)頭では理解してくれた、というのも成長。
さらに、毎年「ホットケーキケーキ」をメインに据えて食べる、というのが
慣例化していましたが、
今年は「スポンジケーキに生クリーム、フルーツたっぷりのケーキ」を
指定してきました。
母は、スポンジケーキを焼けないので(技術的に)、
お買い求めに参ります。