まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

局地的被災地状態について

昨日ダンナのオフィスに行ったら、なんとまあ、ものすごい状況になっていた。
震度5強うそでしょ?みたいな…
固定されてた本棚が、固定してた板ごと動いてるし!
部屋の隅にあったデスクと、真ん中にあったテーブルがチューしてて、周りには大量の本が落ちていてどちらも動かせない。
小学生以来の避難訓練に従い机の下に潜っていたら、動く机で頭を打ったあげく、出られなくなるとこだった。
なんとか机の下から出たとする。しかし今度、部屋の外に出られません。
地図を保管する、ちょー重たいスチール棚がずれて、入り口を塞いでいたのだ。
(つまり一昨日に業者さんがそれをどけてくれ、ようやく部屋の中に入れたのです)
大量の書籍が、ほとんど瓦礫のようにみえた。
昨日は、どうしても必要な物を救出しに行っただけ。余震のおそれからまだ解放されてはいないし、位置のずれた棚に戻すわけにもいかないから。
救出係は私。体がやわらかいからねん。デスクにたどり着くために。
ダンナは「本、踏んでいいからねっ」と言い、踏まなきゃ行かれなかったけど、これらひとつずつが、ダンナの脳であり、血肉でさえあるかもしれないのであって(かなりオオゲサ)、踏むのは最小限にしたかった。
必要な物を救出したあと、少しでも片付けようか?と言ったけど、ダンナはもういい、と。そして目眩がすると言って、早々に下りることにした。
そう、ダンナは2月半ばから病気療養中なのです。それで、地震の日も家にいて、とても助かったというわけ。健康なら確実にオフィスにいたし、そうしたら…!おそろしい(>_<)
ただ、余震と停電の中で、私は帰れないので父子2人で過ごしたわけで、病状いっきに悪化。
さらに、ようやく良くなったところに、オフィスの現状というショック!耳鳴り、目眩、また悪化…(-_-;)
しかしなんでだろう、この局地的被災地状況は。他の部屋もたいがいひどい。ダンナの部屋だけの問題じゃないみたい。
ただ、言えるのは、狭い部屋に大量の本は、間違いなく命取りだということ…。頭に当たってもよっぽどじゃなきゃ死なないが、閉じ込める能力は抜群。
だったら捨てろという話もあるが…分野にもよるけど…それでも捨てられないのが、研究者というものだ。ですね。