まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

旬、しゅん、瞬

 飯田に来て、身近になったことのひとつに、「旬」がある。べつに大層な話ではなくて、夏のきゅうりは安いとか、さつまいもが安い時期は意外に短いとか、りんごの味が変わる時期(このへんで「ほける」という)とか、私のアンテナの都合により主に食べ物がらみなんですが、そうゆう、毎日の当たり前の話です。逆に言えばそれまで、当たり前のことに無頓着に生きてきたというわけか。
 今日、友の会の最寄に行って、いろいろと話をしながら、ふわふわのシフォンケーキ、試行錯誤の末たどりついたマーマレード、手作りの桜餅、などをいただいた。私はもういなくなるけれど、来年度の話をしていて、「ジャムやマーマレードを一緒に作りましょう」ということになって、4月なら甘夏はあるけれどとか、ブルーベリーは7月だなぁとか、私がまだ無頓着に買い求めているものにもちゃんと旬があることを、あらためて認識した。
 旬がある。だからこそ、この瞬間がいとおしい。いとおしくいただく。
 この瞬間もいとおしいるらくんが、かまってちょーと足元にまとわりついてくるので、最後はどたばたながら。