まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

戻ってないんです

娯楽は疲れた人が元のように日常を送ることができるようにさせるものです。逆に芸術は元のようには日常を送れないようにさせるものです。ただし近代社会は伝統的村落と違って日常と非日常の交代がありません。日常の中に非日常が登録された「終わりなき日常」です。週末に美術館に出かける日常です。
(「通過儀礼としてのワーク―『きみ』は世界とどう関わるのか」大塚英志×宮台真司、『atプラス』05における宮台発言、84−85ページ)

ココから引かなくてもいいじゃんかもしれないけど、私は芸術関係の物言いに疎いので、たまたま見かけたところから。
たしかに、娯楽を越えているなあ…セクシィすぎるでしょう?めまいがしました、わたし。
でも昔と違って、かっこいい…すばらしい…という感情が、恋愛にいきつかない。子どもへの愛情みたいのんでもない。
具体性を帯びないままで、いつまでもわたしを狂わせる。
この感情をどう名付けていいか、しばらく困っていました。
ナヅケガタイ モノグルホシサ。
それは…
芸術なんだわ〜〜〜〜。非日常なのだ〜〜〜。終わりなき日常の中に紛れ込んだ非日常。
娯楽をうっかり踏み越えた芸術。
彼には、こういう世界をうっかり、見せつける力があるんだなきっと。
それこそ…天才だ。