ユーグさん！

出張から帰ってきて、一家沈没。というか子どもの沈没がはげしく、昨夜はとうとう熱が40℃の大台に…(T_T)
ということで仕事も研究も何もかもやばい。まずい。
最近「やばい」という言葉をギャル並みに使う（これじたい時代遅れな気もするが）のをやめて意味を特定していこうと心がけているけど、それもぶっとぶくらいにやばい。
前置きはこれくらいにして、あたふたと準備をやっているうちに見つけた言葉、キモに銘じたいと思って。

さて、学修の始まりは謙虚である。……まず第一に、いかなる学知も、いかなる書物も軽んじないこと。第二に、どんな人から学ぶことも恥ずかしがらないこと。第三に、学知を獲得した暁にも、他の人びとを蔑まないこと。
（サン=ヴィクトルのフーゴー『ディダスカリコン（学習論）―読解の研究について』、『中世思想原点集成９　サン=ヴィクトル学派』平凡社、1996、p.95）

フーゴーさんは、「脱学校」のイリイチさんが『テクストのぶどう畑で』や『シャドウワーク』の中でイチオシものとしてご紹介されています。そこではユーグと呼ばれていて、個人的にはこっちの響きの方が好きだなあ。
で、そんなイリイチ―ユーグのラインを、うちの師匠がとりあげて説明してくれていたので、これを私も使わせてもらおうかなと思ったら…むずかしいむずかしい。うちの師匠、話が飛び過ぎです。私にはわかっていなかった、ということがわかった。学びが身体化されていないのさ。
というわけであらためて格闘中。おもしろいけれども、タイムリミットがあるね。子どもの熱は続くし（さすがに38℃台）。

テクストのぶどう畑で (叢書・ウニベルシタス)

タイトルがやばい（←だから、意味を特定しよーよ…(-_-;)）