まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

実はすれ違わない

お茶しばかずに、はくぶんしばこう企画の続き。しつこいですが。


http://d.hatena.ne.jp/mari-nsbt/20061130
http://d.hatena.ne.jp/mari-nsbt/20061201
そういえばわざわざセリフを抽出して整理したのは、
はくぶんとさなえが、実は反目もすれ違いもしていないということ、
それを書きたかったんだ、もともと。


ってわけで、意訳をいたします。


はくぶん1:
保育所の待機児童の問題が慢性化しているのだから、
ここは遠慮して、どうしても働かなければならない場合以外は、
お母さん、0歳児のうちくらいは、保育所に頼らず、
家でちゃんと子育てしてください。
少ないパイを、きちんと、本当に必要な人に割り振ってください。


さなえ:
やむをえない理由でどうしても働かなければならなくて
歯を食いしばって働いている母がいるのだから、
0歳児の母はみんな家にいろーというのは、どうなんでしょう。


はくぶん2:
その、やむをえない理由のとこをあれこれなんとかほいほいして、
どうしても、どぉーしても働かなければならない場合以外は、
0歳児のうちくらいはなるべく家にいれるように、
育児に専念できるようにしよう、という意味ですよ。
(ハードルを除きますよ、とは決して言っていないことに注目)



ね。
理由のない母は働くなと。家で子育てしとれと。
それが、働かなければならない母にとっても助けになるんだと。
もちろん子どものためにもなるんだと。
はくぶんとさなえは、すれ違わない。仲良く手をつないでいるようにみえる。


介護の問題と同種の匂いがするね。
やっぱり家よね、家族よね、みたいな。


職場でちょっとだけこの話をしたときに、
ずっと以前に働きながら子育てをして、
懸命にそういう環境を作ってきた女性のひとりから
「私たちの頃に、集団保育の必要性、重要性ということは、
さんざん議論をしたはずなんだけどねえ」と言われました。