子どもをもつということは
子どもをもって、どんなことが変わったかと、
ちょっと前にずいぶん興味深く尋ねられたことがあって、
やー、なにもかも変わったよーとか、
子どもの話が前面に出まくるようになるとか、
いろいろ答えたけれども、
要するに、ひとことでいえば、
コンサバティブになる。
その結果、
現在おこなわれている多くの政策を、
続けていただきたくない、という気持ちが
どんどん高まってくる。
コンサバなのに。コンサバだから。
たいしたひとにならなくていい。
ささやかに、でもたしかに、生きてほしい。
そう思っているだけなんですけどねえ。
ちび太にこれから、
「教育」とか
「民主主義」とか
「国家」とか
どんなものとして現れてくるのか、わからない。
なんだか、ろくでもないもののように思う。
それから目を塞がせて生かしてやるわけにはいかないので、
目をくりくりっと、開いて、見つめなさい、いろんなものを。
目やにとってあげるから(あー、顔ふきふき嫌がっちゃやーよ)。
私たちも、目をくりくりっと、開いて、
見つめましょう、いろんなものを。