まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

積極的に絶食

 胃が痛かった。ちょと体が重かった。だいぶ体調が悪かった。冷え性になってしもうた。肩がこった。腰が痛かった。ぶつぶつ言っていたら、夫君と、GWに助けに来てくれた弟君とが口を揃えて「運動せい」という。ちくしょうめ、運動、できるもんならしたいわい、ともっとぶつぶつ言ってやったら、たどり着いた整体院でも「運動せい」といいやがる。「子育てが落ち着いたら、ぜひ」っていつ落ち着くのかゆーてもらおーやないかいこら、と、不穏当な気分で(マッサージで、悪態つけるくらいには体調を戻してもらえたらしい)帰ってきた。GWにうちの実家が来てくれたおかげで、だいぶん部屋は片付いた、が。
 胃の痛みは少しずつ悪化する、だから原因はわかってんだってばさ、食べ過ぎだ。なんで食べ過ぎるか、ストレスだ、なんでストレスか、環境変化だ、というわけで、そろそろ臨界点かなと思って、『家庭の医学』をめくる。
 急性胃炎の症状。なんたらかんたら。療養上の注意、予防。「治療の第1は、ただちに原因を取りのぞくことです。そして胃の安静を保つため、積極的に1〜2食、絶食をします。これだけで症状が軽快するものもあります。…」
 「積極的に、絶食」という表現が、なんかツボだった。前向きな、ポジティブな、明るい未来のために的な、軽やかな…とにかく良い感じの晴れやかなイメージが。胃の痛みという重苦しさを、取り払うような。
 そーいえばダンナが年末年始に胃炎をやって、「積極的に絶食」していた。あれも『家庭の医学』さまのご助言に従ったのであった。おかげさんでダンナの胃は治り、私はおせち料理を2人分満喫できてよかった。雑煮がナシになったけど。
 で、実施後の感想。これね、いいですよ、「わたしはなおしている」という高揚感もあって。前向きな、ポジティブな、明るい未来のために的な、軽やかな、体を手に入れることができた気が。
 でも冷え症は治らない、肩はこる。腰も痛い。道のりはとおい。ちっ、やっぱり運動かよ。いつやるんだよ。と言いつつ、悔しいので、日常生活をオーバーアクションにして、運動しているつもり。