まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

こども目線の排気ガス

雨ですね。
雨の日は、ほいくえんから歩いて帰ります。かっぱを着て傘をさして、長靴をはいて。自転車なら10分足らずですいすい、歩いても大人の足なら15分足らずでほいほい、でも3歳児の足(&好奇心)だと、やっぱり1時間以上。でもでも、機嫌をそこねることもなく家まで歩けるようになりました。成長ありがたい。ほいくえんありがたい。
さて、帰り道には、信号が何か所かあります。赤信号の時はもちろん待ちます。そこで私は、こどもとしゃべるために、しゃがみます。こどもとほぼ同じ目線になる。世界が少し違って見えて、新鮮です。
「くるまのおしりが、くもりになってるね」とこどもが言います。直訳:「車のお尻から、煙が出てるね」
排気ガスです。
白い煙が、みえる車と、みえない車がある。
「このくるまは、くもりがないね、あ、これもないね、あ、このとらっくはくもりだね」訳文略。
こどもの目の高さから、いちばん見えやすいところに煙が出てるんですね。
ということは、排気ガスはこどもの鼻に、いちばん濃い状態で届いている…
そう思ってみると、確かににおうんですよね。排気ガス。しゃがんだ時に。もうすぐ信号が変わるよって立ちあがった私の鼻には、もうにおいません。
あ、いまさら思い出しました。うちはこどもにベビーカーを使わなかったのですが、その理由のひとつに「こどもが、くるまと同じ高さになる」ことがあったのを。これは確か、ダンナが力説していたような…いやあたしか、もう忘れたな。とにかくまあ、おかげさんでこどもは早くから自分の足で歩いて…とはいかず、車通りが多い道ではすぐにこわがって「だっこぉ」と迫っていましたが、最近は歩くようになったんですね。
とにかく、排気ガスはこどもの鼻に、いちばん濃い状態で届いている…
しかしもう、抱っこ抱っこで歩いてやる時期も過ぎました。もうしょうがない、はやく大きくなりなさい。