まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

みのほど

休日のこどもが、とにかく限界まで遊びたおす。帰ろうとか声をかけても聞かない。実力行使しても、飼い主のもとに辿り着く捨て(迷い)犬よろしく戻ってゆく。それでもなお実力行使をすれば、あの世まで恨まれそうな風情で佇む。結局私は折れる。こどもは満願成就で晴れやかに、してほしいわねぇせめて、実際は眠くてどろどろ、輪郭ぼやけた状態でぐずつき、力尽きる。討ち死にを見届けた私は、ひたすら脱力感。

みのほどを知り、バランスよく配分せよ。言いたいけど、ムダよねえ。大人だってできないもんね。

こどもの欲望の強さに、私は負けている。友の会的には大あきれだろうけど、私はこの、混じりけのない欲望の発露に、感動している。共感すらしている。であるかぎり、勝てないわ永遠に。