まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

親の知らない受難

親知らずの痛み一件、1カ月以上経ってまだ続いている。
書き記したい。そして同情されたい。
横向きに生えているので、ふだんのかかりつけでは抜けないといわれ、
紹介状を書いてもらった。
予約したらおよそ10日後に診察。10日!
初診では抜かないよん、と念を押される。
次の予約が12日後。12日!!
その間、歯はずっと痛い。鎮痛剤漬けの日々。
いよいよ抜く。30分ほどで作業終了。
骨を削るので、それなりに腫れますよといわれる。
それなりに腫れる。
リンパが関係してくるので、反対側も少し腫れぼったくなり、
全体としてなんだか「おもしろい顔」になる。
おもしろがるも痛い。
術後、口内炎が一気に乱発される。
抜歯の痛みか口内炎の痛みかわからなくなる。
夫は覗き込んで「ケンシロウ状態*1」といった。
8日後に抜糸。糸抜くとき、思いのほか痛くて、思わず涙が出た。
それから数日。まだ痛い。ズキズキ痛い。ずんと痛い。
つまりえんえんと、鎮痛剤漬けの日々なのである。
さらに、体調が悪い時の恒例、口唇ヘルペス祭り*2が始まった。
夫は「この1カ月であなた、衰えた」という。
たとえば小さな傷がいつまでも治らない。
たとえば冷え症が救いようのないほどひどくなった。
抜いたら幸せになると思っていた。
さよならすれば幸せになれると思っていたのに、
さよならの痛みは予想よりずっとつよく、私をしめつける。
なんか痛みを言いふらすのもどうかと思って、
近所のママ友にもあまり話さずに、じっとひきこもっている。
でもなんでだろう、人は痛みについて語りたがる。
たぶん風邪をうつせば治るように(なおりません)、
痛みは話せば発散され軽減されるのだろう(されません)。
というわけで書き記したい。そして同情されたい。以上。

*1:7つくらいぼこぼこっとね。

*2:3か所くらいぷちぷちっとね。