身近な「風評被害」と意見のグラデーション

子どもの保育園のいもほりが…中止になった(T_T)
隣の市の一部で、高めの数値の放射線量が確認されたため、
隣の市の公立保育園がすべて、いもほりを中止にし、
そのことを、ある保護者さんが園長先生に情報提供したことで、
うちの園ではどう対応しましょうか、というアンケートが緊急で配布され、
その結果「も」ふまえて対応を考えたすえ、中止になりました、
という経緯であります。
・アンケート結果がどうだったのか
・そもそもその数値をどうよめばいいのか
・文字にはされない保護者の「声」はあったのか
・園の先生たちの考えはどうだったのか
わからない点が多すぎるんだけど、とりあえず私は、
「これって風評被害かも」というふうに、現時点では思います。
すぐ隣の畑でとれたいもは、検査してもらって、大丈夫だったというし。
なんともいえない怒りがあって、誰に向けていいか迷うんだけど、
とりあえず子どもとは一緒に悔しがりました。ぷんすかしました。
まだ理解はしないと思うけれど、何に私がぷんすかしてるかは話しました。
さて。
あらためて迷います。誰にぷんすかしているのか、私は。
それはつまり、それだけ問題性が、そして思考の回路が、複雑であり、
いろいろな濃度と色合いを持って、各人の中にあるのであって、
なのに「誰にこの、ぷんすかを、向ければいいのか」みたいな問いをたてるときはいつも、
赤か青か、白か黒か、みたいな、ぱきっとした色ばっかり想定してしまうからであって、
そんなものの見方をしていると、ちょっと自分と色味の違うのがぜんぶ真っ赤に見えたり、
すぐどす黒く見えたりしちゃって、そうゆうの色眼鏡ってゆうんだよ、みたいな、
もっと具体的にいうと、
私は原発なんかやめてほしいと思っているけれども、
べつにいま首都圏がやばいというふうには思っていないし、
だったら代替案出せよみたいな、そんな性急な話に乗るつもりはないし、
問題を感じないなら現状肯定派なのねみたいな、アホな話をするつもりもなく、
意見のグラデーションの海を、迷いながら浮かんでいるということなのであって、
そのプロセスで出てくる、いろんな意見を、とりあえず尊重する！
…と言いたいねえ。
だったらこんなに、ぷんすか、してちゃいけないんだけどね。
たぶん、グラデーションの不在（または不可視な感じ）に、ぷんすかしてんだと思うんだけど。
んんん、まとまらない。