まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

鰤帰し

風邪がぶり返して、ふたたびの発熱。


そもそもこの風邪は、ちび太がもらってきた種を、
だんなっちが大事に育てて、わたしの元に届け、
わたしが大輪の花を咲かせて、だんなっちに披露し、
その後もふたりで大事にやりとりをしていたという、
家族愛の象徴のようなもんでして、
そこにちび太は新たな風邪を持ち込んでひとり輝きを放つし、
要するに一家全滅の危機にあったわけです。


まり  は しんでしまった!
だんなちは しんでしまった!
ちびた は しんでしまった!


ドラクエ、わたしはほとんどやらなかったが弟がやってるのを見てた、
あのシーンを思い出しました。
強敵に当たって、1人ずつ死んで、最後に画面が赤くなるやつ。


死んではかなわんので、「死んだふり」で乗り切ることにしました。
2人して仕事を休み、ほぼ完治したちび太を保育園送りにして、
家でぐーぐーぐー。寝たおした。


復活のきざし!
帰ってきたちび太を、ひさびさに、えんえん抱っこしてあやす、
歌をうたってあげる、絵本よんであげる、
なんて芸当も、できるようになりましたとさ。


教訓:
風邪でも一家は全滅できる。
精神力はしょせん風邪に勝てない。
不健康なときに、世間で何が起きてようと、わしゃ知らん。


おこがましいですが、「健康で文化的な最低限度の生活」という意味が
わかるような気がしましたよ。
ものを考え、世の中に目を向けるには、それなりの体力が必要で、
それを保障するぶんの健康は、最低限求められるべきだと思います。
…なんて、風邪ごときで言ってるのもどうかと思いますけど、
たかが風邪、されど風邪。