ぐぅっとくる
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 雑誌
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特集は「グッとくる左翼」、
「サヨクじゃなくて、左翼特集なんですよ」ってさ。
吉本隆明の最近の「わかりやすさ」などが話題に出たけれども、
私はすでに彼の「わかりにくさ」と格闘した世代ではないので…。
でもそーいえば、最近はハウツー的早分かり的読み方に適した本が多くて、
わからないが格闘する、わからないが必死で知ったかをする、
そういうトレーニングを、良くも悪くもする機会がないですね、
などと(ナマイキにも)話題にあわせて言ってみたところ、
そうそう、われわれの頃はね、…と、世代論リピートに発展し、
だーかーら、わたしは団塊ジュニア代表じゃないっすよーっ、
と内心おたおたしながら、それこそ必死で知ったかを…。
さて、論座。ちょっと読みましたよ。
ちび太もものすごい熱心に読んで(さわって)おりまして、
おお、うちってば革命家育ててるかもね、とか思ったり。
全体的にいって、おもしろいです。
惜しむらくは「丸山真男をひっぱたきたい」という文章のほうを見てないこと。
なんか、ちょっと私、応答者の方にむかつくかもーっ。
「希望は、戦争」にむかう気持ちは、わかんないけど、わかんないけどね。
もうひとつ、惜しむらくはを重ねるならば。
グッとはこない。
グッじゃないんだ。
オッとかな。
ヨッとかな。
パッとかな。
エヘッとかもな。
ニャッとかも。
ニャッとくる左翼。
それは「サヨク」とどう違うんだろう?と内心思いつつ。