まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

ぐぅっとくる

論座 2007年 04月号 [雑誌]

論座 2007年 04月号 [雑誌]

最近なんだか、こういう本を集中的に薦められている。
特集は「グッとくる左翼」、
サヨクじゃなくて、左翼特集なんですよ」ってさ。
吉本隆明の最近の「わかりやすさ」などが話題に出たけれども、
私はすでに彼の「わかりにくさ」と格闘した世代ではないので…。


でもそーいえば、最近はハウツー的早分かり的読み方に適した本が多くて、
わからないが格闘する、わからないが必死で知ったかをする、
そういうトレーニングを、良くも悪くもする機会がないですね、
などと(ナマイキにも)話題にあわせて言ってみたところ、
そうそう、われわれの頃はね、…と、世代論リピートに発展し、
だーかーら、わたしは団塊ジュニア代表じゃないっすよーっ、
と内心おたおたしながら、それこそ必死で知ったかを…。


さて、論座。ちょっと読みましたよ。
ちび太もものすごい熱心に読んで(さわって)おりまして、
おお、うちってば革命家育ててるかもね、とか思ったり。


全体的にいって、おもしろいです。
惜しむらくは「丸山真男をひっぱたきたい」という文章のほうを見てないこと。
なんか、ちょっと私、応答者の方にむかつくかもーっ。
「希望は、戦争」にむかう気持ちは、わかんないけど、わかんないけどね。


もうひとつ、惜しむらくはを重ねるならば。
グッとはこない。
グッじゃないんだ。
オッとかな。
ヨッとかな。
パッとかな。
エヘッとかもな。
ニャッとかも。


ニャッとくる左翼。


それは「サヨク」とどう違うんだろう?と内心思いつつ。