まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

どーいんかよどーなんだよ

式典に招待された。
招待状がきた。
うふふ、こんな機会めったになぁい。
しかし。
式次第がわからん。
返事を出す期限は迫っている。
子どもどーしよう。
保育園その日に限って休みなんだよね。
問い合わせ先に電話。
あのー、招待状いただいたんですけども、
ちいさい子どもがいるんですけども、
託児とかってゆうのは…。
ありませんねえ。
そうですか、では自分でなんとかします。
おねがいします。がちゃ。
うーんうーん。
行くのやめちゃおかなあ。
ボク午後仕事休むから、いってきなよ。
そーお?甘えていい?
でもさー、いったい何が行われるんだろう、
ってゆうか何時までか書いてないよー。
問い合わせ先に電話。
あのー、招待状いただいたんですけども、
何時ごろまで続くんですか。
3時半にはすべて終わりますね。
そうですか、もしもの場合途中で抜けるのは…。
あ、全然かまいません。
そうですか。ありがとうございます。がちゃ。
でもさー、いったい何が行われるんだろう、
これって行ったほうがいいものなのかな、
行きなさいよまりさん、
そんな式典に招待されるなんてめったにないわよ、
そうですか、やっぱそうですよね、行ってみますうふふ、
とかなんとかいっているうちに、
市のサイトに案内が出た、
シンポジウムなどなど、皆さんぜひお越しください。
皆さんお越しください…?シンポジウム…?なぬぅっ?
なんのことはない、あたしゃ客のひとりなのだ、
行こうが行くまいがたいした意味はないのだきっと、
当日の参加人数がひとり増えるかどうかなのだきっと、
うきうきしていた自分は何なのだ、
うきぃっうきぃっ、になっちまった。
しかしまあここまでお膳立てしておいて
行かないのもしゃくなので、行くさ。
ああ行くともさ。
情報ははやく知らせてくれ。
これが、望むことのほぼすべてである。