どんちゃか
そろそろ、仕事量が、器(おちょこレベル)を超えてきた。
今は主に、聞き書き集の原稿をつくっている。
本筋ではない事柄たちが、じゃっかん手に余る。
でもそれも、大きく乱されるというほどでもなくて、
要は自分のキャパシティの問題なんだよーいっ、
どんどん謙虚になる、というか、
いぢいぢした気持ちになる今日このごろ。
強く生きるためには、ある程度のヒマ、心の余裕が必要なのね。
今まで無頓着だった事柄の重要性に、ようやく気づいてきて、
たとえばブックデザインがどんなに大事かなんて、
ぜんぜん考えたことがなかった。
自分自身は、「ジャケ買い」(カバー買い?)した経験ないし。
本屋さんに何べんも、何十ぺんも、何百ぺんも行ったのに、
本の装丁とかってほとんど注意してこなかった。
関心がなければ見えない。
でも、いちど気になったら、すごぉく気になる。
本文レイアウトとか。文中の漢字の用い方とか。タイトルの付け方とか。
全部今まで、自分本位で適当に考えてきたことだ。
そういうのを誰が、誰を想定して考えて、選んでいくのか、とか
全然考えてなかった。うーんうーん。むっつかしいな。
しかししかし、残業はできません。
しかもしかも、最近どうも疲れているらしく、
夜、るらこうとほぼ一緒に「落ちる」んである。意識が。
家事を「なから放棄」(このへんの方言で半ばを「なから」という)。
職場のデスクもどんちゃか。
家の中もどんちゃか。
頭の中もどんちゃか。
復旧の見通しがたたないのでありやした。