まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

「お教室」との距離感

主婦・母・的な生活をするようになって初めて知ったことは多々あるけれども、そのひとつに「お教室」の捉え方ってのがありまして。
私の幼少期、母が働いてたってのもあるかもしれませんが、母が○○教室の類に通うのを見たことがありませんでした。というかお料理教室とかお茶お花というのは、なんちゅうか、前時代の名残だとばかり思っていた。
ところがどっこい、名残どころか今、すごいふつうに盛況というか、周りの人たちがみんな何かしら「お教室」に通っているらしい。
女性史グループにもお料理の先生がいらっしゃって、こないだ「スポンジの作り方が全然ちがうロールケーキ」を少しいただいて、あまりの美味しさに家庭内で感動の嵐だったんですけど、その先生も、生徒さんたくさんでご活躍で、生徒さんのレベルが高いから準備もたいへーん、なのだそうです。日々レシピ開発と材料買い出しに追われているらしく。
そしてその生徒さんたち、いわゆる嫁入り修行(←前時代的?)ではなくて、大半はママなのだそうです。そうそう、私のいう「周りの人たち」もママさんたちです。
最初ほんとーに「お教室」にイメージがなくて、ほんとに嫁入り修行か、上層階級(ブルジョワってやつ)のたしなみなんだと思ってました。
たとえば前に住んでたI市の友の会では常設の「生活講習会」があったけれどその主なターゲットは、地元企業に勤めてる嫁入り前の(←だから前時代的?)女性たちで、地元大手企業では、若い女性社員たちが終業後そこに通うのが半ばふつうだったそうです。今は労働構造が変わっているので、その観念も変わってきているそうですが。
私は、料理はふつうに本を見たりしながら、煮物とかふつうに味付けてきとーにやれば、食べれたらいいじゃないかと思ってきたので、わざわざ習うってどうゆうことよと思っていたので、「お教室」の身近さを知った時に、最初軽くカルチャーショックでした。そう、カルチャー。料理は文化なのよね。生活の糧というだけではなく。そう考えると理解できます。
しかし育ちと言うのはおそろしいもので、今、母は少し時間ができて、何をしているのかというと、森林に入っているらしい…なかなかマッチョなご趣味でございます。いわば森林の「お教室」に通っておられる。
私がいまいちばん通いたい「お教室」はダンスです。ジャンルよくわかんないけど(←稚拙)、三浦大知の片鱗でも味わいたい。AAAの爪先くらいはやってみたい。時間がなくて困っています。あとどうせなら子どもにも踊らせたい。親子で手近に踊れないか…と思うとやっぱしDVDみながら踊るのがいい感じか。「お教室」への道のりは長い。