まりにっき

まりにっき、お引っ越し。

うたれよわい

ここ数日、毎朝叱っている。
用意をして出かけなければいけないのに、
ちんたらかんたらぷんたらひょんたら、
動かないお子さんがいらっしゃるのだ。
こっちの声に、だんだんイライラがこもる。
動かない。
ぶちん。
「いーーーーーーかげんにしなさいっ、
 だったらもーーーーーいい、
 保育園行かなくていいっ、
 あたしは仕事するからねっ」
「いく〜〜〜〜〜〜〜〜、ほいくえんいく〜〜〜〜」
「だったら早く用意しなさいよーーーーーっ
 なんべんいわせんのよーーーーーーーーっ」
ガサゴソガサゴソ、
「るらちゃん、ふくきたよ」
「じゃーー靴はきなよっ」
「るらちゃんが、くつはいたら、ママはニコニコしてくれる?」
いまさらできるかーーっ!!
あたしゃもう一線をこえてんだよっ!
………


これは、らちがあかんと思いました。
状況を打開しなければならない。話し合いを試みました。
「るらちゃーん、やんないと、ママがおこるの知ってるよね。
 るらちゃんはそうゆうとき、何を考えているのかな?
 どう思っているのかな?言ってみて」
なんか、小学校の国語の授業みたいである。
「あのね、こわいこえでいうのが、いやなの」
「るらちゃんがしないからじゃないの?」
「ん…こわいこえだから、しないの」


なんか、ニワトリ卵なのかもしれない。と思いました。
こっちがキレる前、声にイライラがこもっている時点で、
すでに彼は感じるところがあり、内心あたふたおろおろし、
結果、身動きがとれなくなっている。
全然言うこと聞きゃしねぇと思っていたお子さんは、
聞いているがゆえに凍りついていたのかも。


おこられ下手。わたしそっくりだわ。…と思っていたら、
ダンナが、ぼくそっくりだー、と言いました。
おこられ下手な夫婦。打たれ弱い夫婦。の子ども。
DNAめいっぱいの打たれ弱さ。
あたたかく見守ることにしましょう。
あたたかく見守ってください。